あと一歩のイマイチ男

あと一歩のイマイチ男

09/12/04

好みのタイプバッチリで、
ど真ん中ストライクの男性なんて、なかなかいないもの。
なんとなくイマイチだったり、ちょっとした欠点が気になったり。
そこで「はい、消えた!」と切っちゃうのは簡単だけど、
なんかちょっともったいない気もする。いい方法ないかな?

●迷える子羊ガール:
最近、身の回りの女の子とよく話すんですけど、婚活や恋活をしていると、「惜しい男」が多いんですよね。 最初はいいかなって思うんだけど、話してみると致命的なところがあったり、あと一歩が足りなかったり。 でも、まるっきりダメってわけでもない。 こういう「イマイチ男」って、困っちゃうんですよね~。

●マスター潮凪:
そうだね! 男から見ても、タイプじゃないけどNGなわけでもない女性ってのはいますからね。 男性はそういうときでも、つい何も考えずに手を出しちゃいがちです......。

こういう「あと一歩で惜しい」男性って、どうすればいいんですか?

友だちから友だちへ。「次につなげる」ことが大切。

いつも言っていることだけれども、基本的には「次につなげる」だよね。 つないでおいて、他の男性友達を引き出す。 これが常套手段です。

ですよね~。 でもね、その男性自体を変えたり、彼氏にしたりする方法は、ないんですか?

なるほど、なるほど。 それなら、まず、彼が「友達としてつきあう分にはOKか?」ということを自分に問いかけてみることから始めてみましょう! もし「友達としてはアリ」なら、まずは合格。 そこからは、「ほめて伸ばす作戦」の始まりです!!

「ほめて伸ばす作戦」?

「ほめる」だけではなく、次のハードルを示す

まずは彼のいいところをほめる。 「○○くんってかっこいいいよね」「○○くんって優しいよね」と。 で、すぐその次に、「ファッションを変えたらもっとかっこよくなるのにね」だとか「もっと声が大きくて自信がある感じになると素敵だと思うけどな」というふうに、次のハードルを提示するんです。

なるほど~。

いい男を育てるのは手間がかかる作業

友達としてはOKなわけですから、それぐらいのことは言っても大丈夫。 彼が、「え、そうかな?」とちょっと変えるそぶりを見せたり、行動に出たりしたら、それもまたほめる、で、次の目標を示す。 この繰り返しです。

たとえば、どんな感じですか?

たとえば、ファッションがイマイチな彼に対しては、他のいいところをほめた上で、「ファッションがよければもっと引き立つのに」と目標を示す。 一緒にファッション雑誌を眺めてもいいかもしれません。 で、彼がその気になって、新しい洋服買ってきたら、それをほめて、今度はよりあなた好みの洋服屋さん情報を伝える。 それとなく愛情をこめて「こういうのも似合うと思うよ」と教えてあげるんです。

ひゃー、なかなか大変ですね~。

そう、いい男を育てるのは手間がかかることなんです。 でも、既製品のいい男なんてなかなか転がってないんですから、こういうリサイクルはとても大事なことなんですよ。 彼氏にならないからといって切り捨てるのではなく、育てる気持ちを持つことは、これからの時代、大切です。

でも、うまく育たない場合もありますよね? 頑固な男の人って多いから......。

目安は3ヶ月~6ヶ月。 この期間に芽が出なかったら、友達止まりにしておきましょう。 逆に、その間は並行して何人もの"彼氏候補生"を育成するようにします。 これは二股でもなんでもないので、「イマイチだけど光るモノはある」という男性は、ぜんぶ友達にして、なるべくたくさん育てるようにしましょう。

なるほど! そうやって、たくさん同時に育てながら、期限が来たら友達止まりにすればいいんですね。 よーし、「ほめて伸ばす作戦」、がんばるぞ~。

その意気です! ほめるだけではなく、ほめたらすぐに次の目標を示してあげるのを忘れないようにしましょうね!

ほめるだけでは人は伸びません。 適切なハードルを示してあげましょう。 この経験は、将来子育てするときにも役立つはずですよ! また、これはあくまで「友達としてはOK」だった場合の話。 もし「友達としてもつらいな」という男性は、さっさと切るか次につなげるようにしましょう。 すべての出会いを無理に有効活用する必要はありません。 「せっかくなんだから」としつこくこだわって、無理に育てようと思うのは禁物です!

Let's polish him!
惜しい男は"磨いて"育てよう!

キャロル

キャロルというカクテル名は、「賛歌」という意味。 彼があなたの指令をステキにクリアしたらこのカクテルで乾杯。そして次のハードルを与えよう。 >> カクテルレシピはコチラ (カクテルデータ提供元: サントリー)

潮凪 洋介  Yosuke Shionagi

「男が大切にしたいと思う女性50のルール(三笠書房)」をはじめ著書多数。 「anan」をはじめとした多くの女性誌で「大人メンズの恋のホンネ」についてコメントするなど、"都市型のモテ系メンズ達のホンネ"を"大人女性"に発信しつづけている。 20代からのリアルなトレンドシーンをもとに、ノンフィックション系恋愛エッセイの執筆を手がけるほか、大人の週末DJ LOUNGE"Love Groove"をはじめ数々のイベントもプロデュースし、大人の輪が広がるロハスイベント「LOHAS EXTENSION」を開催。 自然の中でのロハスな婚活をプロデュース。
男ゴコロがわかるメールマガジン」を発行中。

lamb/091204/091204_sum.jpg